フラット35の団信はどれを選ぶ? 金利の上乗せ・新3大疾病・デュエット・入らないとき
フラット35の団信は、表示の金利に保険料が含まれる「新機構団信」が基本で、夫婦2人で入る「デュエット」は年0.18%、がん・急性心筋梗塞・脳卒中と要介護まで保障を広げる「新3大疾病付機構団信」は年0.24%を、表示の金利に上乗せします(住宅金融支援機構・2026年10月資金受取分の金利情報)。
どれを選ぶかは、入れる年齢、保障の範囲、夫婦で借りるかどうかで変わり、加入したあとで保障の内容は変えられません。
この記事では、3つの違いと、団信に入らない場合に起きることを、機構の公式の案内で説明します。
フラット35の団信は、何が違う?
フラット35の団信は、住宅金融支援機構が保険の契約者と受取人になり、加入した人に万一のことがあれば、住宅の持ち分や返済の割合にかかわらず、以後のフラット35の返済が要らなくなる生命保険です(機構「新機構団体信用生命保険制度」2026年10月時点)。
| 種類 | 保険金が出るとき | 金利 |
|---|---|---|
| 新機構団信 | 死亡、身体障害者手帳1級か2級 | 表示の金利 |
| デュエット(夫婦で加入) | 新機構団信と同じ(どちらか1人に万一のとき) | 年0.18%上乗せ |
| 新3大疾病付機構団信 | 上に加え、3大疾病で一定の要件に当たるとき、要介護2以上など | 年0.24%上乗せ |
入れる年齢と保障が終わる年齢は、次のとおりです。
| 種類 | 入れる年齢 | 保障の終わり |
|---|---|---|
| 新機構団信 | 満15歳以上満70歳未満 | 満80歳の誕生月の末日 |
| デュエット | 2人とも満15歳以上満70歳未満 | 満80歳の誕生月の末日 |
| 新3大疾病付機構団信 | 満15歳以上満51歳未満 | 満75歳の誕生月の末日(その後は新機構団信の保障) |
年齢は「新機構団体信用生命保険制度申込書兼告知書」を書く日の年齢で、どの団信も、生命保険会社の加入の承諾が要ります。
新機構団信と新3大疾病付機構団信には、所定の高度障害の状態で保険金が出る扱いはありません。
新3大疾病付機構団信で、気をつけることは?
過去にがんと診断された人は、新3大疾病付機構団信に入れません(住宅金融支援機構「新3大疾病付機構団信の加入要件・保障内容」)。
新3大疾病付機構団信では、デュエットを使えないので、夫婦2人とも保障を付けたいときの選び方が変わります。
フラット35の借入額が5,000万円を超えて新3大疾病付機構団信を希望する場合は、告知する事項の有無にかかわらず、所定の「健康診断結果証明書」を出し、作成の費用は自分で負担します(機構「ご加入の手続・ご注意点」)。
告知の審査の結果で新3大疾病付機構団信に入れない場合は、新機構団信に切り替えて入れる場合があります。
夫婦で借りるとき、デュエットはどう使う?
デュエットは、夫婦が連帯債務者になって借りるときに2人で入る団信で、どちらかに万一のことがあれば、持ち分や返済の割合にかかわらず、以後のフラット35の返済が要らなくなります(住宅金融支援機構「新機構団信の加入要件・保障内容」)。
ここでいう夫婦には、戸籍上の夫婦のほか、婚約関係・内縁関係・同性パートナーの関係にある人を含みます。
フラット35を借りる人が2人いる場合、デュエットを使わなければ、団信に入れるのはどちらか1人です。
加入していない人に万一のことがあっても、残りのローンは保険金で返済されません。
夫婦で借りる3つの形(ペアローン・連帯債務・収入合算)の違いは、次の記事にまとめています。
団信に入らないと、どうなる?
住宅金融支援機構は、健康上の理由その他の事情で団信に入らない場合も、フラット35を使えると案内しています。
その場合の借入の金利は、機構のよくある質問で案内されています。
団信に入っていない人が亡くなったり、所定の障害の状態になったりしても、残りのフラット35の返済は保険金で返済されません(機構「ご加入の手続・ご注意点」)。
そのため、ほかの生命保険や貯蓄で残りの返済をどうするかを、借りる前に家族で考えておくことが大切です。
保険の選び方は、保険の代理店や保険会社に相談してください。
また、申込書兼告知書は、書く日のありのままの状態を本人がもれなく正確に書く書類で、告知の内容と事実が違っていると、保険金が支払われずローンが返済されないことがあります。
民間の金融機関の団信や、健康上の理由で入れないときの考え方は、次の記事で説明しています。
次の一歩
団信の上乗せも入れて、毎月の返済を比べる
気になる物件の番号か URL を送っていただければ、空き状況・仲介手数料・諸費用の明細書をお返事します。
物件ページの諸費用の明細では、フラット35の金利で毎月の返済額の目安を見られます。
デュエットや新3大疾病付機構団信にする場合は、「+ 金融機関を追加」で行を足し、上乗せを足した金利を入れると比べられます。
どの団信に入れるかは、事前審査のときに金融機関で確かめます。
この物件は0円になる?と思ったら
物件番号かURLをLINEで送ってください。取引態様を確認してお返事します。
まとめ
フラット35の団信は、表示の金利に含まれる新機構団信が基本です。
夫婦2人で入るデュエットは年0.18%、新3大疾病付機構団信は年0.24%を、表示の金利に上乗せします。
新3大疾病付機構団信は満51歳未満で、過去にがんと診断された人は入れず、デュエットも使えません。
団信に入らなくてもフラット35は使えますが、残りの返済は保険金で返済されないので、借りる前に家族で備えを考えてください。
出典と確認日
- 住宅金融支援機構「新機構団体信用生命保険制度」「新機構団信の加入要件・保障内容」「新3大疾病付機構団信の加入要件・保障内容」「ご加入の手続・ご注意点」(【フラット35】サイト)
- 住宅金融支援機構「金利情報」(2026年10月資金受取分の新機構団信付きの【フラット35】等の借入金利・注2と注3)
2026年10月16日に確認しました。
この記事のよくある質問
フラット35の団信は、金利がいくら上乗せされますか?
新機構団信は表示の金利に含まれていて、夫婦で入るデュエットは表示の金利に年0.18%、新3大疾病付機構団信は年0.24%を足した金利になります(住宅金融支援機構・2026年10月資金受取分の金利情報)。
表示の金利そのものは毎月変わり、金融機関によっても違うので、借りる金融機関で確かめてください。
フラット35は、団信に入らなくても借りられますか?
借りられます。
住宅金融支援機構は、健康上の理由その他の事情で団信に入らない場合もフラット35を使えると案内していて、その場合の金利は機構のよくある質問で案内されています。
団信に入っていない人が亡くなっても、残りのローンは保険金で返済されないので、家族の返済の負担をどうするかを先に考えておく必要があります。
フラット35の新3大疾病付機構団信には、何歳まで入れますか?
申込書兼告知書を書く日に満15歳以上満51歳未満の人が対象で、過去にがんと診断された人は入れません(住宅金融支援機構)。
3大疾病などの保障は満75歳の誕生日の月の末日までで、その翌月からは新機構団信の保障になります。

