令和9年4月から、不動産購入の本人確認が変わります
令和9年(2027年)4月1日から、対面で本人確認をするとき、ICチップ付きの書類は、見せるだけでなく、ICチップの情報を読み取る方法になる予定です。
マイナンバーカードが必須になるわけではなく、どの方法で確認するかは、不動産会社が選びます。
何が変わるのか
犯罪収益移転防止法は、法律で決められた事業者(特定事業者)に、取引のときの本人確認(取引時確認)を求めています。
警察庁が公表した、令和8年の改正規則のQ&Aでは、施行日が令和9年4月1日とされています。
ICチップの情報を読み取るのは、本人確認書類の偽造や変造によるなりすましを防ぐためだと、Q&Aは説明しています。
対面でも、ICチップ付きの本人確認書類は、書類の券面を見るだけでなく、ICチップの中の氏名・住所・生年月日・写真の情報を読み取ります(旅券は、氏名・生年月日・写真)。
券面の情報とICチップの情報が一致するかも、確かめることになります。
このページは、施行前の情報です。
施行されるまでに、運用が見直されることがあるので、不動産会社に確かめてください。
ICチップ付きの書類
ICチップ付きの本人確認書類には、マイナンバーカード、運転免許証、在留カード、特別永住者証明書、旅券(パスポート)などがあります。
読み取りには、「マイナンバーカード対面確認アプリ」や、地方公共団体情報システム機構のソフトウェア、民間企業のアプリなどを使う方法があると、Q&Aは挙げています。
令和2年2月4日以降に発行された旅券は、住居の欄がないので、住所は、発行から6か月以内の住民票の写しなど、別の書類で確かめます。
ICチップのない写真付きの書類
身体障害者手帳や運転経歴証明書など、ICチップのない写真付きの書類もあります。
この場合は、書類を見せるのに加えて、取引に関する書類を、お客さまの住所あてに転送不要郵便などで送る方法になります(警察庁のQ&A)。
方法の細かい条件は、不動産会社ごとに、運用が違うことがあります。
マイナンバーカードは必須ではない
警察庁のQ&Aでは、どの方法で本人確認をするかは、事業者が選ぶと整理されています。
法令に書かれている書類のすべてに対応する必要はなく、ICチップ付きの書類であれば、マイナンバーカードでなくても確認できます。
そのため、「マイナンバーカードがなければ買えなくなる」という説明は、正しくありません。
買主が前もって聞いておくこと
買主は、次の3つを、不動産会社に聞いておくと、当日に慌てません。
本人確認に使える書類は何か。
ICチップの読み取りが必要な書類を、持参するか。
ICチップのない書類なら、どんな補う方法になるか。
住宅ローンの審査の本人確認は、金融機関が行う別の手続きです。
不動産会社の本人確認とは別に、金融機関から、必要な書類が案内されます。
次の一歩
契約の前に、本人確認の書類を聞けます
当社でご紹介する物件は、重要事項説明と売買契約を、オンラインで行うこともできます。
本人確認の方法を、いまから知りたいときは、送っていただくときに、聞いておきたいこととして添えてください。
この物件は0円になる?と思ったら
物件番号かURLをLINEで送ってください。取引態様を確認してお返事します。
まとめ
令和9年(2027年)4月1日から、対面の本人確認は、ICチップ付きの書類の読み取りが必要になる予定です。
ICチップのない写真付きの書類は、郵便で書類を送るなどの方法で補います。
マイナンバーカードは必須ではなく、方法は事業者が選びます。
施行の前後で運用が変わることがあるので、買う前に、不動産会社に確かめてください。
出典と確認日
- 警察庁 犯罪収益移転防止対策室(JAFIC)「令和8年改正規則に関するQ&A」(2026年3月6日公布の改正規則)
- 警察庁 JAFIC「改正事項に関する資料」のページと、JAFIC のトップページの「本人確認方法の見直しについて」(2026年7月23日)
2026年10月4日に確認しました。不動産の売買への適用の詳しい運用は、公式の資料では確かめられていないので、不動産会社に聞いてください。
この記事のよくある質問
令和9年4月から、不動産を買うときの本人確認はどう変わりますか?
対面で本人確認をするとき、ICチップ付きの本人確認書類は、書類を見せるだけでなく、ICチップの情報を読み取る方法になります。
施行は令和9年(2027年)4月1日の予定です。
マイナンバーカードがないと、買えなくなりますか?
いいえ。マイナンバーカードが必須になるわけではありません。
どの方法で確認するかは、事業者が選ぶことになっていて、運転免許証や在留カードなどのICチップ付きの書類でも確認できます。
ICチップのない書類しか持っていないときは、どうなりますか?
ICチップのない写真付きの書類では、書類を見せるのに加えて、郵便で書類を送る方法などで補います。
どの方法になるかは、不動産会社によって違うので、前もって聞いてください。

