新築建売の契約から引渡しまでの流れと日数。契約書で見るところと決済の日
完成済みの新築建売では、売買契約から決済・引渡しまで3〜5週間ほどが目安で、そのあいだに住宅ローンの本審査と、金融機関との住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)があります。
売買契約書では、ローン特約・手付解除・引渡しの日・契約不適合責任の4つを必ず確かめ、決済の日に残りの代金と諸費用を払って鍵を受け取ります。
契約から引渡しまでの流れと日数
購入申込のあと、重要事項説明と売買契約を結んでから、引渡しまでは次の順に進みます。
| 順番 | すること | 日数の目安 |
|---|---|---|
| 1 重要事項説明・売買契約 | 説明を受けて契約書に署名し、手付金を払う | 購入申込から1週間ほど |
| 2 本審査 | 金融機関に住宅ローンの本審査を申し込む | 契約のあとすぐ |
| 3 住宅ローンの契約 | 金融機関と金銭消費貸借契約を結ぶ | 本審査とあわせて1〜2週間 |
| 4 引渡し前の立会い | 傷や不具合がないか、売主と一緒に見る | 決済の前 |
| 5 決済・引渡し | 残りの代金と諸費用を払い、鍵を受け取る | 契約から3〜5週間 |
日数は、売主・金融機関・時期によって変わり、完成済みの物件なら、購入申込から引渡しまでは1か月〜1か月半ほどが目安です。
完成前の物件は、決済・引渡しが完成のあとになるので、完成の予定の日から引渡しの時期を考えます。
売買契約書で見るところ
売買契約書は、契約の前の重要事項説明と同じ内容を、売主と買主の約束として書いたものです。
新築建売で特に確かめたいのは、次の4つです。
| 項目 | 確かめること |
|---|---|
| ローン特約 | 対象の金融機関と借入額、本審査の結果を出す期限 |
| 手付解除 | 手付金の額と、手付を放棄してやめられる期限 |
| 引渡しの日 | 決済・引渡しの予定の日と、遅れたときの決まり |
| 契約不適合責任 | 引渡しのあとに不具合が見つかったときに、売主が責任を負う範囲と期間 |
ローン特約
ローン特約は、住宅ローンの審査が通らなかったときに、売買契約を白紙に戻せる決まりです。
対象になる金融機関と借入額、本審査の結果を出す期限が書かれるので、事前審査を受けた金融機関と同じかを確かめてください。
期限を過ぎてから審査が通らなかったときは、ローン特約で白紙に戻せないことがあるので、本審査はできるだけ早く申し込みます。
手付解除
売主が宅地建物取引業者の場合、手付金は物件価格の2割までと決まっています(宅地建物取引業法39条)。
買う方の都合でやめる場合は、売主が契約の履行に取りかかるまでなら、手付金を放棄して契約を解除できます(同法39条)。
契約書には手付解除ができる期限が書かれることが多く、その期限を過ぎてからやめるときは、違約金の決まりになります。
引渡しの日と契約不適合責任
引渡しの日は、完成済みの物件なら本審査と住宅ローンの契約が終わる日から決めます。
契約不適合責任は、引き渡した家が契約の内容と違っていたときに、売主が直したり代金を減らしたりする責任で、範囲と期間は契約書に書かれます。
新築住宅は、構造の主な部分と雨漏りについて、売主が引渡しから10年間の責任を負うことが法律で決まっています(住宅の品質確保の促進等に関する法律)。
契約書の条項の意味が分からないときは、署名の前に、説明する宅地建物取引士に聞いてください。
本審査と住宅ローンの契約
売買契約を結んだら、事前審査を受けた金融機関に本審査を申し込みます。
本審査では、売買契約書や重要事項説明書の写しなど、事前審査より多くの書類を出すのが一般的です。
本審査が通ったら、金融機関と住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)を結び、借入額・金利・返済期間・返済の開始日を決めます。
このときに、住宅ローン契約書の印紙税(1,000万円を超え5,000万円以下なら2万円)がかかります。
変動金利か固定金利かも、このときまでに決めておきます。
決済の日にすること
決済の日は、金融機関の店舗などに、買主・売主・司法書士などが集まって行うのが一般的です。
| 順番 | すること |
|---|---|
| 1 | 司法書士が登記の書類と本人確認をする |
| 2 | 住宅ローンが実行され、残りの代金が売主に支払われる |
| 3 | 登記費用・住宅ローンの保証料と事務手数料・固定資産税の清算金を払う |
| 4 | 鍵と、保証書や取扱説明書などの書類を受け取る |
火災保険は、引渡しの日から補償が始まるように、決済の日までに申し込んで払います。
決済の日にかかるお金は、じぶん新築の物件ページの「諸費用の明細(概算)」で、物件ごとに確かめられます。
次の一歩
契約の前に、物件番号を送る
気になる物件の番号かURLを公式LINEで送っていただければ、空き状況・仲介手数料・諸費用の明細書をお返事します。
重要事項説明と売買契約は、オンラインでも行えます。
この物件は0円になる?と思ったら
物件番号かURLをLINEで送ってください。取引態様を確認してお返事します。
まとめ
完成済みの新築建売では、売買契約から決済・引渡しまで3〜5週間ほどで、そのあいだに本審査と住宅ローンの契約があります。
売買契約書では、ローン特約の期限、手付解除の期限、引渡しの日、契約不適合責任の範囲と期間を確かめます。
決済の日には、住宅ローンが実行されて残りの代金と諸費用を払い、鍵と書類を受け取ります。
この記事のよくある質問
売買契約から引渡しまで、どれくらいかかりますか?
完成済みの物件なら、売買契約から決済・引渡しまで3〜5週間ほどが目安です。
そのあいだに、住宅ローンの本審査と、金融機関との住宅ローンの契約があります。
完成前の物件は、決済・引渡しが完成のあとになります。
ローン特約とは何ですか?
住宅ローンの審査が通らなかったときに、売買契約を白紙に戻せる決まりです。
対象の金融機関と、本審査の結果を出す期限が売買契約書に書かれるので、契約の前に必ず確かめてください。
決済の日には何をしますか?
住宅ローンが実行されて残りの代金が売主に支払われ、登記などの諸費用を払って、鍵を受け取ります。
金融機関の店舗などに、買主・売主・司法書士などが集まって行うのが一般的です。

