太陽光発電付きの新築建売で確かめることは? 売電・メンテナンス・リースの場合
太陽光発電付きの新築建売で確かめることは、設備がだれの持ち物か(家と一緒に買うのか、リースか)、売電の契約と国の認定の手続きをだれがするか、点検と保証の範囲の3つです。
どれも売主や物件ごとに違い、得か損かも使い方や契約で変わるので、販売図面・重要事項説明書・売買契約書と、売主の書類で一つずつ確かめます。
この記事では、確かめる順番と、聞くときの言い方をまとめました。
太陽光発電付きの建売は、どのくらいある?
じぶん新築の掲載物件で、物件ページの「主な設備」の欄に太陽光発電が書かれている物件は、当サイト掲載645件のうち57件でした(2026年10月29日時点・掲載物件の集計)。
福岡で建売を分譲している11社の公式サイトを見ると、太陽光発電を一部の物件や条件つきで載せると書いている会社が5社、原則として標準ではない・オプションと書いている会社が3社、記載が見当たらない会社が3社でした(2026年10月11日に確認・建売メーカーの価格と仕様の分布図)。
公式サイトに、一部の物件の太陽光発電にリース契約を含むと書いている会社もありました。
同じ会社の建売でも、太陽光発電が付くかどうかは物件ごとに違うので、物件ページの「主な設備」の欄を先に見てください。
設備はだれの持ち物? 買い取りかリースか
太陽光発電の設備が、家と一緒に買う設備なのか、リースなどで設備の持ち主が別にいるのかで、確かめることが大きく変わります。
| 形 | 確かめること |
|---|---|
| 家と一緒に買う | 価格に含まれているか・メーカーの保証の年数と名義 |
| リースなど | 持ち主・期間・毎月の負担・期間のあとの扱い・家を売るときの扱い |
リースの場合は、家の売買契約とは別に、設備の契約を結ぶことがあります。
リースかどうかは、販売図面の備考と、重要事項説明書・売買契約書の付帯設備の欄、売主から渡される設備の契約書で確かめてください。
売電の契約と手続きは、だれがする?
売電の単価や期間は、その設備が受けた国の買取制度の認定と、電力会社との契約の内容で決まるので、物件ごとに書類で確かめます。
- 売電の契約の名義を、引渡しのあとだれがどう替えるか
- 国の認定の手続きを、売主と買主のどちらがするか
- 売電の単価と期間が、どの書類に書かれているか
- 発電した電気を家で使う分と、売る分の割合の見込みがあるか
発電量や売電の額は、屋根の向き・天気・家での電気の使い方で変わるので、見込みの数字は、どんな前提で計算したものかを一緒に聞いてください。
手続きの順番や期限は売主と電力会社で違うので、売買契約の前に、だれが何をするかを書面で確かめておくと安心です。
点検と保証は、どこまで?
国民生活センターは、太陽光発電の設備は電気事業法や再エネ特措法などに沿って維持管理することが求められ、点検の義務の対象になるかは、国の買取制度(FIT・FIP)を使っているかや出力などで違うと説明しています(2025年6月4日公表・2026年10月29日に確認)。
同じ発表では、「点検が義務化された」などと言われて無料点検を勧められ、そのあと洗浄などの契約を迫られたといった「太陽光発電システムの点検商法」の相談が、2024年度に613件あったとしています。
- パネル・パワーコンディショナーの保証の年数と、だれの名義の保証か
- 引渡しのあとの定期点検に、太陽光発電が入っているか
- 屋根の雨漏りの保証と、パネルを載せた部分の扱い
- 故障したときの連絡先(売主か、メーカーか、リースの会社か)
訪問や電話で点検を勧められても、その場で契約せず、売主の保証書と点検の予定を先に確かめてください。
困ったときは、消費者ホットライン「188」で、近くの消費生活センターを案内してもらえます(国民生活センターの発表)。
構造や雨漏りの10年の保証と、売主のアフターサービスの範囲は、次の記事にまとめています。
次の一歩
太陽光発電の書類をまとめて聞く
まず物件ページの「主な設備」の欄で、太陽光発電が書かれているかを見てください。
気になる物件の番号かURLを送っていただければ、空き状況・仲介手数料・諸費用の明細書をお返事します。
売主から当社が仲介報酬を受け取れる物件は買う方の仲介手数料が0円で、0円にできない物件やご紹介できない物件もあるため、手数料とご紹介の可否は物件ごとに確認します。
まとめ
太陽光発電付きの新築建売では、設備がだれの持ち物か、売電の契約と国の認定の手続きをだれがするか、点検と保証の範囲の3つを確かめます。
リースの場合は、期間・毎月の負担・期間のあとの扱い・家を売るときの扱いを、契約書で確かめてください。
点検を勧められても、その場で契約せず、売主の保証書と点検の予定を先に確かめてください。
出典と確認日
- 独立行政法人国民生活センター「太陽光発電システムの点検商法が急増!」(2025年6月4日公表・2026年10月29日取得)
- じぶん新築「建売メーカーの価格と仕様の分布図」(各社の公式サイト・2026年10月11日確認)
- じぶん新築の掲載物件の集計(2026年10月29日時点)
2026年10月29日に確認しました。
この記事のよくある質問
太陽光発電付きの新築建売では、何を確かめればいいですか?
設備がだれの持ち物か(家と一緒に買うのか、リースか)、売電の契約と国の認定の手続きをだれがするか、点検と保証の範囲の3つを確かめてください。
どれも物件ごとに違うので、販売図面・重要事項説明書・売買契約書と、売主の書類で確かめます。
太陽光発電がリースの建売は、何に気をつければいいですか?
リースの場合は、設備の持ち主が家の買主ではないことがあるので、リースの期間・毎月の負担・期間が終わったあとの扱い・途中で家を売るときの扱いを、契約書で確かめてください。
リースかどうかは、販売図面と売主の書類で確かめます。
太陽光パネルの点検は、法律で義務になっていますか?
点検の義務の対象になるかは、国の買取制度(FIT・FIP)を使っているかや出力などで違う、と国民生活センターは説明しています。
「点検が義務化された」と訪問されても、その場で契約せず、売主の保証書と点検の予定を先に確かめてください。

